こんにちは、ナナホシ(@nanahoshihiroba)です。
先日、「日本マインドフルネス学会」という学会へ参加してきました。
そこで、初めて本格的な「マインドフルネスストレス低減法」の研修会に参加し、3時間どっぷりとマインドフルネスの世界を体験してきました。
その体験レポートを2回に分けてまとめたいと思います!
今日はその第一弾。MBSRの概要と、研修会の大枠についてまとめました。
末尾に、日本で受けられるMBSRのセッションについてもリンクをまとめましたので、是非、最後までお付き合いくださいね!
【目次】
広告
マインドフルネスストレス低減法とは?
マインドフルネスとは?
「マインドフルネス」という言葉は、どなたもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
Googleが社内研修に取り入れていることは、有名ですね。

グーグルのマインドフルネス革命―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(付録:マインドフルネス実践ガイドCD)
- 作者: サンガ編集部
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2015/05/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
「過去」の事を気に病み、「未来」を心配しながら毎日の時間を過ごすことの多い、私達現代人。
それはつまり、マインドレスな状態です。
マインドフルな状態とは、まさに、「現在」に心も身体も意識もあり、「今ここ」を生きている状態のことを指します。
マインドフルネスとは、瞑想やヨガといった訓練を通して、「意識的に現在の瞬間に、そして瞬間瞬間に展開する体験に判断を加えず注意を払うこと」であり、その状態のことを言います。
マインドフルネスストレス低減法とは?
このマインドフルネスを、精神的な苦しみの中にいる「障害」のある方への治療法として応用し、構造化したのが、「マインドフルネスストレス低減法」です。
1979年にジョン・カバットジンによりマサチューセッツ大学医学部にストレス低減プログラムとして創始された瞑想とヨーガを基本とした治療法。慢性疼痛、心身症、摂食障害、不安障害、感情障害などが対象となる。
ジョン・カバットジンは鈴木大拙の禅に影響を受け、仏教を宗教としてではなく人間の悩みを解決するための精神科学としてとらえ、医療に取り入れた。その基本的考えは、煩悩からの解脱と静謐な心を求める座禅に軌を一にしている。
マインドフルネスの語義は”注意を集中する”である。
一瞬一瞬の呼吸や体感に意識を集中し、”ただ存在すること”を実践し、”今に生きる”ことのトレーニングを実践する。これにより自己受容、的確な判断、およびセルフコントロールが可能となる。
『現代精神医学事典』(弘文堂2011)から引用
プログラムの構造
アメリカで開発された「マインドフルネスストレス低減法」のプログラム。
詳細は、こちらのサイトが非常に分かりやすくまとめてくださっています。
詳しく知りたい方は、教科書的な書籍も日本語で出版されていますので、是非、読んでみてくださいね。

- 作者: ジョン・カバットジン,Jon Kabat‐Zinn,春木豊
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
概要をざっくりと説明すると、8週間の集中プログラムを通して、マインドフルネスを体得する、という、かなりヘビーで濃厚な構造になっています。
8週間の間、
- 週に一回のクラス受講(2~3時間)
- 毎日1時間、自宅で公式なやり方にそった自主訓練
- 日常生活でのマインドフルな実践
が課せられます。
訓練の内容は、ヨガと瞑想が中心となり、以下のようなメニューに取り組むことになります。
- ボディスキャン
- マインドフルネスヨガ
- 食べる瞑想
- 座る瞑想
- 歩く瞑想
ヨガ以外の瞑想メニューについては、こちらの本が読みやすく、分かりやすく説明されていますので、是非どうぞ。

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
今回私が参加した研修会では、これらのうち、ヨガ、ボディスキャン、座る瞑想の3つを3時間かけてじっくり体験してきました。
【体験レポ】マインドフルネスストレス低減法MBSR 研修の概要
研修時間:3時間
内容:MBSRの8回のセッションのうち、5回目頃に相当するセッションを体験。
ガイダンスを受けたあと、
- マインドフルネスヨガ 40分
- ボディスキャン 40分
- 座る瞑想 25分・20分の2本
- シェアリング
を、適宜休憩をはさみながら受講しました。
参加者の特性:
学会参加者ということで、医療・心理関係者(つまり支援者)が多かったように思います。瞑想自体が「初めて」という方が大半でした。
講師の先生:
- 司会…熊野宏昭先生(早稲田大学人間科学学術院)
- 講師…長谷川洋介先生(東京マインドフルネスセンター所長)
講師の長谷川先生は、日本で3人しかいない、MBSRを正式に教えることのできる資格(MBSR qualified teacher)をお持ちの先生です。
超イケメン。3児の父。(←ナナホシ的重要ポイントw)
3名のうち、2名は関西を中心に活動されているため、東京でMBSRのセッションを受けられる貴重な機会でした。
まとめと次回予告
今日は、ほんの触りだけ、書かせていただきました。
私自身がマインドフルネスに興味を持ち、自己流で瞑想を始めてから半年がたちます。
毎日、10分、本の付録のCDや、無料のアプリなどのガイダンスに従いながら、目を閉じていますが、果たしてこれで良いのだろうか・・・ということをいつも疑問に思いながら実践してきました。
初めはこちらの本の付録のCDにそって。男性の声で静かに導いてくれます。
最近はこちらの無料アプリを気に入って使っています。
レコーディング機能がついているので、その日の気づきを振り返り、簡単に記録をつけています。
今回、初めて正式なセッションで、有資格者のガイダンスに導かれながら、どっぷりとマインドフルネスの世界に浸る経験をし、たくさんの不思議な体験をしました。
そのあたりの詳しい体験レポは次回、まとめていきたいと思います。
私は、子どもたちにマインドフルネスを広めたいと、ささやかな夢を持っています。
現に、オランダやイギリスでは公教育の中でマインドフルネスを扱う取り組みがスタートしています。
日本の教育現場にも、ゆくゆくは広まっていくことでしょう。
変化の早い、生きづらい社会を生き抜いていくために、今後は子どもも大人も必須のスキルなのではないかな、と体験と学びを通して思い始めています。
次回の体験レポもお楽しみに♪
広告
セッションを受けてみたい方へ
MBSRについて興味があってこのブログを見つけてくださった方、もしくは、記事を読んでみて興味が湧いてきた方は、是非、以下のHPも参考にされてみてくださいね♪
日本でMBSRのセッションを受けられる場所の一覧です。
上記に加え、2017年11月から、以下のセンターでも受講できるようになっています。
私も、年明けから、少しずつ「ようすけせんせい」のクラスを受けてみたいな、と思っています^^
www.tokyo-mindfulness-center.jp
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
★ランキングに参加しています。皆さまの温かい応援のポチがブログ更新の励みになっております。感謝!!!(ランキングに移動して人気ブログが読めますよ♪)
★シンプルライフは私の永遠のテーマです。余計なモノはそぎ落とし、本当に大切なモノ・コトに時間とエネルギーを使いたいですね♪
参考になるトラコミュはこちらです☟(にほんブログ村テーマ)