少し前に読んだある本をきっかけに、すっかり読書家になってしまったナナホシです。
「ある本」については、改めてブログでご紹介しますね♪(ブログ文末に本のアマゾンページはリンクしておきます!)
とはいえ、読書歴の浅い私は、とにかく読むのが遅い。
自分でもイライラするくらい。苦笑
だから、読む本のジャンルは偏りがあるし、バランスが悪いな~というのもわかっています。
でも、読んで得た知識が重なっていくことで、だんだんバランスよく、厚みのある自分になれると信じて、とにかく気になった本を、手当たり次第に読んでいる今日この頃。
それとともに、速読のノウハウや本の読み方の技術が書かれた本も、最近は少しずつ読み進めているところです。
ベストセラー『人は見た目が9割』
さて、竹内一郎氏のベストセラー本を読みました。
初版年は2005年。もう10年以上も前に書かれた本なのですね。
店頭に平積みになっていたのを見て、「なんて失礼な!」なーんていう第一印象を持ったのを覚えています。笑
大学教員、戯曲や芝居の脚本家、漫画家という異色の経歴を持つ著者。
心理学や行動学などの、エビデンスに基づいた記述があるかと思ったら、漫画の背景の書き方やアングルなどによる、印象の違いの話が飛び出したり、舞台脚本をするときの俳優さんの雰囲気や役作りの観察から得られた知見が述べられたり・・・
新書=難しい
という何とも稚拙なイメージを持っている、活字アレルギーの私ですら、楽しく最後まで読みとおすことができました。
言葉の比重は7%。ノンバーバルコミュニケーションの重要性
これは有名な研究結果なのかもしれませんが、著書の前半でこんな記述がありました。
アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士は人が他人から受け取る情報(感情や態度など)の割合について次のような実験結果を発表している。
〇顔の表情 55%
〇声の質(高低)、大きさ、テンポ 38%
〇話す言葉の内容 7%
話す言葉の内容は7%に過ぎない。残りの93%は、顔の表情や声の質だというのである。実際には、身だしなみやしぐさも大きく影響するだろう。(p.18)
何となく経験的に感じてはいたけれど、ここまで言葉によるコミュニケーションの比重が低いのか、と再確認しました。
何を語るのかも、もちろん重要だけれど、その背後にある、雰囲気や人となり、どのような態度で人とのコミュニケーションに当たるのかの姿勢自体が重要なのだ、ということを再認識しました。
本から学んだ、「なりたい自分になれるワードローブ」の選び方
これもまた、有名な心理学の実験ではありますが、本の後半に「囚人と看守」の引用が紹介されていました。
アメリカの心理学者フィリップ・ジンバルドがこんな実験を行っている。
新聞で公募した24名を、無作為に「囚人役」と「看守役」に、半分に分ける。囚人役は、警察に逮捕された後、取り調べを受けて囚人服を着せられ、監獄に入れられる。
看守役は、制服を着て、警棒を下げ、囚人を監視する。どちらも、それらしく振舞うよう指示されているわけではない。
ところが、服を着せるだけで、本物らしい振る舞いになっていったのである。
囚人は卑屈な態度を取り、看守は命令口調になる。
言葉遣いや行動が変われば、やがて思考方法も変わってくる。つまり、人は服装によって変わる可能性があるのである。(p.157)
心理学の世界ではあまりにも有名な実験で、映画化もされています。
まだご覧になったことのない方は、見てみるのもいいかもしれません。実話を基にした、救いようのない映画なので、くれぐれも、メンタルが元気なときに、誰かと一緒に見ることをお勧めします・・・汗
ここで私が注目したのは、引用部分最後の一文。
「人は服装によって変わる可能性がある」ということ。
つまり、なりたい自分のイメージが明確にあるのであれば、それ相応の服装を日常的に心がければ、 服装に見合った自分に変わっていける、ということです。
私の理想は「evam eva」。
ファッション関係の記事で、何度か私の好きなアパレルブランド、evam evaについて書いてきました。
evam eva。
とても良いブランドだと思います。
品質がとても良く、肌触りが恐ろしく気持ちよい。
シンプルで、白、黒、グレー、ベージュなど自然な色味の洋服が多く、柄の入ったものはありません。
特に、カシミヤの商品は、一度着たら、その気持ちよさに、もうほかのモノには戻れないほど。
そして、私が何より気に入っているのは、店員さんたちの雰囲気です。
私がよく行くのは自由が丘店。
熊野神社のお隣に、ひっそりと建つ一軒家のお店。
扉を開けると、ちょっと空気感が違います。
凛として、温かい。
そして、自由が丘店の店員さんがとても素敵なのです。
いかにも「アパレル系です」というような超美人、超オシャレ!という雰囲気はないのです(失礼発言、すみません。汗)
素朴で、静かで、優しくて、スーッと寄り添ってくれるような雰囲気を持つ方ばかり。
ふらっとお喋りだけしによっても、「あ、こんにちは」と笑顔で迎え入れてくれるのです。
ああ、こんな風になりたいな。
素直に思うナナホシでした。
ショップの店員さんは、皆さん、お店の商品を身にまとっていらっしゃいますよね。だから、どの人も、個性はもちろんあるけれど、そのお店っぽい雰囲気を持っています。
だから、全部、洋服はevam evaで揃えます!と、いうわけにはいきません(だって結構いいお値段しますから。苦笑)
でも、身にまとうものが、いつしか自分自身を変えるパワーを持っているのだとしたら。
そして、なりたい理想が具体的にそこにあるのなら。
取り入れない手はないですね。
だから、私は洋服を新調するときに、「これ、evam evaの店員さん、着るかな?」ということも自問するようにしようと思います。
今までも、洋服を選ぶときに、この問いはよく使っていたのですが、ついつい花柄とか、「可愛い!」と思うものがあると飛びつきそうになっていました。笑
今回、本を通して、なぜ、私は洋服選びにおいて“evam evaの店員さん”を一つの基準にするのか、が明確になったので、もう、ブレることはないと思います。笑
皆さんも、もし、お好きな雰囲気のブランドがあったら、自分のワードローブ選びの基準の一つとして、自問してみてくださいね♪
洋服は、自分を変えてくれる可能性を持っています!
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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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