昨日の朝、せっかく書き上げた、本の紹介のブログが飛んでしまいました。
えー、、私の朝時間が…と結構凹みましたが、お陰で、「モノを捨てる·手放す」ということに、2つの側面があるということに、ふと気づきました。
人生に無駄な事なんてないんだなぁ。って少し大げさですね。笑
でも、長くなるので、今日は本の紹介にとどめて記事を書きたいと思います!
『100個チャレンジ 人生に必要なモノは、そんなに多くない!』
皆さんは「100個チャレンジ」という言葉をご存知でしょうか。
私は、最近、読者登録をさせていただいた、ぷめぱさんのブログで初めて知りました。
ぷめぱさん、“ミニマリストにとっては「今さら」という感じでしょうが、僕にはまさに、出会いでした”という趣旨のコメントをされていますが、私にとっても、まさに、出会い。笑
100個チャレンジ - 飽きっぽい子育て父さんの日々のあれこれFYI
最近、いいな、と思った本はとりあえず、読んでみることを心がけています。
そして、いいな、と思ったことは、小さな事でも、とにかく行動に移してみる。
早速取り寄せて、即、読了しました。
ちなみに、私はAmazonで中古品を取り寄せました。できるだけ、本は中古を買う。これも私なりのモノに対する小さなこだわり。
読んでみて、さすが訳本、正直、日本人にはなじまないジョークや例え話、著者の趣味の話が延々と繰り返され、うんざりしかけたときもあったのですが(苦笑)、断捨離、ミニマムな暮らしに活かせる示唆は満載です。
今、まさにシンプルな暮らしに向けて取り組んでいる方、断捨離が思うように進まず停滞気味の方、一読の価値ありです!
著者紹介には、このように書かれています。
物欲と消費の囚われの身になっていた自分に気づき、過剰な消費習慣を断つため、「一年間に100個のモノだけで暮らす」という新しいライフスタイルを提唱し、決意を宣言。
実践課程をブログに書いていくうち、試みが人々の共感と注目を集めるようになる。(中略)現在では全米、そして世界中に広まっている。
そう、「100個チャレンジ」とは、読んで字のごとく、所有物100個でシンプルな暮らしをしよう!というもの。
「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉が浸透してきた、現在の日本では、そこまでセンセーショナルな印象は受けませんが、著者のルールの設定がとてもユニークで、私も真似してみたい!と思うポイントがたくさんありました。
さすが、アメリカで大ブームを巻き起こしただけのことはありますね!
「私物」に限る、という条件の設定
ひとつめの真似したいポイントは、著者が100個チャレンジを適用する範囲を「私物」に限った点です。
家の中には、当然ですが、完全なる私物と、家族との共有物が混在しています。
ここの意識を曖昧にしたまま、「捨て」に入ろうとすれば、当然、家族との摩擦が生じます。
完全に私物に限ること。私物を100個以内に納めること。
シンプルだけど、自分にはなかった視点なので、是非取り入れてみようと思いました。
ユニークなマイルール
もうひとつ、いいな、と思ったのは、著者が悩み抜いて考えた8つのルールでした。
(私物に限定するというルールも、8つのルールの一つです。)
例えば、
〇「本棚」を一つと数える(ルールその3)
本を一冊ずつ数えたら、それだけで相当な数いってしまいます。これはマネしたい。笑
〇「まとまり」として数えるアイテム(ルールその5)
下着類などの洗い替えは、一枚ずつカウントするのではなく、「靴下」「パンツ」など、まとまりでカウントします。
〇1個単位でしか数えない(ルールその2の一部) 例えば、ベットの自分が寝ている部分などは、私物としてカウントしません。だって、“半分=0.5?”となりますものね。笑
心に残った著者の言葉
人間は持ち物によって判断されたりしないので、安心してほしい。私はモノを処分した後、気持ちが軽くなり、自由を感じた。寂しさやみじめさが消え、生きている実感が得られるようになった。だから、そんなに悩む必要はない。かけがえのないものは少ないし、大切だと信じているものですら、必ずしも取っておきたい品だとは限らない。それを二度と目にすることができないと想像して、悲しい気持ちになったとすれば、持っておく価値があるかもしれない。
モノと向き合う作業は、自分と向き合う作業なのだな、ということを改めて感じます。
私の居場所は、三十年以上も心の充足を求めてモノを買い続けたショッピングモールではない。デイパックひとつで「自分探し」をしながら放浪する、世界の果てでもない。私の居場所は今いるところなのだ。(略)自分という種がまかれた土地を、もっと美しい場所にしようと思った。
今あるものに感謝して、大切にする。
今あるものに目を向けて、じっと感じる。
私の好きな禅の世界にも通じるものがあり、モノとの付き合い方の奥深さを感じました。
人生の主役が「自分」であるという、あたりまえのことに気付けたとき、本当の充足はやってくるのかな、とも思います。
「100個チャレンジ」は、ある意味、知らない間に私たちの人生の主役の座に鎮座している、モノとの対決。
このチャレンジ、私も参戦します!!
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
紹介した本はこちらです☟

- 作者: デーブ・ブルーノ,ボレック光子
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/08/05
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